中絶できる週数 Period Abortion

中絶できるのはいつまで?週数によって異なる手術方法も解説

妊娠したかもしれない、妊娠の可能性があるけれど出産が難しい場合の選択肢となるのが、人工妊娠中絶手術です。

中絶手術がいつまで受けられるのかは法律で定められており、一定の週数を超えると手術は不可能となります。

この記事では、中絶を受けられるのは何週までなのか、妊娠週数の確認方法や妊娠週数に応じた手術方法とともに解説します。

このページの監修医師

エマ婦人科クリニック名古屋栄:仲川裕子院長の写真(女医)

エマ婦人科クリニック名古屋栄 
仲川裕子院長

2012年富山大学医学部医学科卒業。市民病院の産婦人科医長経験等を経て、エマ婦人科クリニック名古屋栄を開院。日本産科婦人科学会専門医。

目次

中絶はいつまでできる?週数は?

中絶が可能なのは妊娠22週未満(21週6日まで)

母体保護法という法律で、中絶ができるのは妊娠22週未満(21週6日まで)と定められています。22週を過ぎた場合は、いかなる場合でも中絶は不可能です。かつては人工妊娠中絶を受けられるのは妊娠24週未満まででしたが、医学の進歩に伴い1991年から妊娠22週までと改められました。

中絶できる週数は、妊娠12週未満の初期中絶、妊娠12週〜22週未満の中期中絶の2種類に分けられます。

妊娠週数別・人工妊娠中絶手術の種類

人工妊娠中絶の種類は、初期中絶と中期中絶でそれぞれ手術方法や手続き、入院の有無などが変わります。

初期中絶 中期中絶
妊娠週数 妊娠12週未満(11週6日) 妊娠12週〜22週未満(21週6日)
手術方法 吸引法またはソウハ法 分娩
手術時間 約10分 1日以上(術前処置が必要)
入院 不要(日帰り手術) 数日程度の入院が必要
痛み 麻酔を使用するため少ない 出産と同程度の痛み
死産届の提出 不要 必要
埋葬 不要 必要

初期中絶

妊娠週数 妊娠12週未満(11週6日)
手術方法 吸引法またはソウハ法
手術時間 約10分
入院 不要(日帰り手術)
痛み 麻酔を使用するため少ない
死産届の提出 不要
埋葬 不要

中期中絶

妊娠週数 妊娠12週〜22週未満(21週6日)
手術方法 分娩
手術時間 1日以上(術前処置が必要)
入院 数日程度の入院が必要
痛み 出産と同程度の痛み
死産届の提出 必要
埋葬 必要

前処置が不要で日帰りで受けられ、身体への負担が比較的少ない初期中絶手術に対し、中期中絶は入院が必要となり、身体への負担が大きくなります。

中絶手術が受けられなくなるリスクも踏まえ、できるだけ早めに手術を行うことが重要です。

妊娠週数を確認する方法

中絶手術を受けるためには正確な妊娠週数の把握が必要

中絶手術は妊娠週数によって必要となる手術が変わるため、手術を受ける際に妊娠週数を把握しておくことは重要です。妊娠週数を確認するには、以下の3つの方法があります。

  • ・最終月経日から計算
  • ・基礎体温から計算
  • ・超音波検査で確認

それぞれ解説します。

最終月経日から計算

最終月経日がわかっていれば、その日から妊娠週数を計算できます。最後の月経が開始した日を妊娠0週0日、1週間を7日として計算します。この最終月経日から妊娠週数を計算する方法は、WHO(世界保健機関)が定める妊娠期間の定義に基づく方法です。

ただし、自分自身で把握している最終月経日が必ずしも正確とはいえないこともあるため、実際の週数とズレてしまう可能性もある点に注意しましょう。

基礎体温から計算

毎日基礎体温を計測・記録している方は、排卵日も把握できているでしょう。その排卵日を2週0日として、妊娠週数を計算できます。

基礎体温を計測・記録して排卵日が明確である場合、または排卵日を把握できている方のみ可能な方法です。

超音波検査で確認

妊娠週数を正しく確認するために推奨される方法が、クリニックで受けられる超音波検査です。超音波では胎児の頭からお尻までの大きさを示す「CRL」や胎嚢などを確認できるため、より正確な妊娠週数が確認できます。

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中絶手術の方法

人工妊娠中絶手術の方法は、初期中絶と中期中絶でそれぞれ異なる方法が取られます。その手術内容について、解説します。

初期中絶

大きく分けて、吸引法とソウハ法の2種類があります。

吸引法 器具を使用して吸引する方法。EVA(電動吸引法)とMVA(手動真空吸引法)の2種類があり、いずれもソウハ法より身体への負担が少なく、感染症リスクも抑えられる。
ソウハ法 日本で古くから行われている、挿入した器具や鉗子で子宮の内容物を掻き出す方法。麻酔下で行うため痛みは抑えられるが、出血量が多くなったり子宮内膜を傷つけたりするリスクがある。

中期中絶

中期中絶では、子宮口を広げた後に陣痛促進剤を挿入して人工的に陣痛を起こして胎児を娩出するという、出産時と同様の分娩が行われます。そのため、痛みが強く、数日間の入院も必要となります。

身体への負担を減らすには早めの受診を

早めの手術が負担軽減のポイント

母体保護法では、妊娠週数が22週未満であれば中絶手術を受けられます。しかし妊娠12週以降の中期中絶の場合の手術は身体への負担が大きくなるばかりか、手術費用も高くなります。

妊娠12週未満の初期中絶の方が身体への負担や痛みが少ない手術を受けられるため、中絶手術を希望する方はできるだけ早い段階でクリニックを受診し、医師へ相談することをおすすめします。

中絶手術を検討されている方は早めにエマ婦人科クリニック名古屋栄へご相談ください

エマ婦人科クリニック名古屋栄では、診察から手術まで1日で完結する日帰り初期中絶を行っています。当クリニックでの中絶手術は吸引法を採用しており、患者様のご希望に応じてMVA(手動真空吸引法)での手術も対応可能です。

無痛中絶にこだわっており、静脈麻酔時の点滴の痛みにも配慮しているため、痛みが不安な方でも安心して受けられるでしょう。

また、当クリニックでは女性医師が初診での手術にも対応しています。患者様お一人おひとりに寄り添い、何かと不安を抱えがちな中絶手術の際も親身になってサポートを行います。中絶手術を受けたい方、検討されている方は、できるだけ早いタイミングでエマ婦人科クリニック名古屋栄へご相談ください。

中絶手術に関する詳細は日帰り中絶手術69,000円〜|エマ婦人科クリニック名古屋栄【愛知県名古屋市】女医・MVAをご覧ください。

QandA

中絶の週数についてよくある質問

Q 妊娠22週を過ぎた後に中絶はできませんか?

A. 妊娠22週以降の中絶は法律違反となり、患者様と医師双方が罪に問われるため、出産する選択肢しかありません。中絶を考えている場合は、妊娠22週を迎える前に早めに相談することをおすすめします。

妊娠22週を過ぎて中絶が不可能となり出産したとしても、さまざまな事情で赤ちゃんを育てることが難しい場合は、特別養子縁組制度や里親制度の利用を検討するのも選択肢の1つです。

Q なぜ妊娠22週以降は中絶ができないのですか?

A. 妊娠22週以降は赤ちゃんが母体の外でも生存できるとされており、早産と定義されているからです。

中絶可能な妊娠週数を定めている母体保護法では、人工妊娠中絶について「胎児が、母体外において、生命を保続することのできない時期に、人工的に、胎児及びその付属物を母体外に排出すること」と定義しています。また、日本産婦人科医会では「生命を保続できない時期」について、「出産時の生死のことではなくその予後」としています。

つまり、妊娠22週以降の胎児は母体の外でも生命を保続できるとされていることから、中絶ができないのです。

参考:日本産婦人科医会人工妊娠中絶の定義

Q 中絶ができるのは妊娠何週からですか?

A. 中絶手術は妊娠が判明してからできるため、胎嚢が確認でき妊娠したと判断できる妊娠4〜5週以降から可能です。

INFORMATION

2026/06/03
【休診日のお知らせ】
7/21(火)、7/23(木)、8/4(火)、8/5(水)、8/6(木)

【臨時診療日のお知らせ】
8/9(日)
2024/12/10
手術当日のお迎えにご利用可能な「駐車場サービス券」の配布を開始しました。
2023/01/05
名古屋市の「子宮頸がん検診推進事業」対象医療機関になりました。