低用量ピル Pills

低用量ピルの効果・副作用・値段・種類

低用量ピルとは

低用量ピルとは

低用量ピルは、毎日内服することで、避妊効果や生理痛・PMS(月経前症候群)の改善が期待できる女性ホルモン剤です。卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンが含まれています。複数種類あるピルの中でも、低用量ピルは卵胞ホルモン(エストロゲン)配合量が1錠中に0.05㎎以下のものを指します。

保険適用になるピル

ピルが保険適用になるのは、医師によって月経困難症や子宮内膜症と診断され、その治療として服用を行う場合のみです。避妊目的での処方は保険適用外となりますので、あらかじめご了承ください。

保険適用のピルは、一度に3シート(3カ月分)まで処方できます。継続して服用を行う際は、定期的にクリニックにご来院いただき、経過観察を行いながらピル処方をさせていただきます。

このページの監修医師

エマ婦人科クリニック名古屋栄:仲川裕子院長の写真(女医)

エマ婦人科クリニック名古屋栄 
仲川裕子院長

2012年富山大学医学部医学科卒業。市民病院の産婦人科医長経験等を経て、エマ婦人科クリニック名古屋栄を開院。日本産科婦人科学会専門医。

目次

低用量ピルの種類・値段

トリキュラー28 2,200円(税込)
マーベロン28 2,200円(税込)
ファボワール28 2,000円(税込)
ラベルフィーユ28 2,000円(税込)
アンジュ28 2,000円(税込)

おすすめの種類は?

当院で取り扱っている低用量ピルは、一相性・三相性の2種類に分かれます。

  • 一相性:1シートの錠剤のホルモン配合量が変わらない
  • 三相性:1シートの錠剤のホルモン配合量が、3段階に分かれている

一相性ピルは、プラセボ錠(偽薬)以外の全ての薬剤に含まれるホルモンの配合量が変わらないため、体調の変化が起こりづらく、万が一飲む順番を間違えたとしても問題なく効果が持続します。三相性ピルは、女性の身体で起こる自然なホルモンバランスの変化に近づけた、段階的なホルモン量が配合されているため、正しい順番で飲み進めれば、不正出血が起こりづらいというメリットがあります。

当院では、服用される方のお悩みを伺い、体質を診断したうえで、一相性の「マーベロン28・ファボワール28」と、三相性の「トリキュラー28・ラベルフィーユ28」の中から最適なものを提案させていただきます。また、月経困難症などの治療薬として保険適応となっている、一相性のヤーズフレックス等の低用量ピルも取り扱っております。

現在服用しているお薬やサプリメントとの併用で、正しい効果が得られない場合もあるため、ご不明な点がある方は、受診の際にお気軽にご相談ください。

ピル処方の流れ

当院での低用量ピルを処方する際の診療の流れは、以下のとおりです。

ピル処方の流れ1
診療のご予約

エマ婦人科クリニック名古屋栄は、原則予約制となっております。お急ぎの方は、お電話ください。

WEB予約はこちら

ピル処方の流れ2
受付・ご来院

問診票にご記入いただきます。

ピル処方の流れ3
診察・ピルのご説明

診察に伴い、以下のことを確認させていただくことがあります。

  • 直近で生理があった日にち
  • 身長、体重、血圧
  • 服用しているお薬・サプリメントの有無と種類
  • アレルギーの有無
  • 治療中の病気について、等

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低用量ピルの効果

低用量ピルは、適切な内服によって排卵の抑制をすることで、高い避妊効果を得られるほか、女性ホルモンの変動によって起こる生理痛やPMS(月経前症候群)の改善にも役立ちます。

そのため、避妊目的だけでなく、月経に関するトラブルを緩和するために服用される方も多くいらっしゃいます。服用をやめると元の状態に戻り排卵が再開するため、将来妊娠を考えている方も安心して服用いただけます。

低用量ピルの副効用
※避妊効果以外のメリット

月経周期の安定、生理痛の軽減、月経血量の減少、貧血の改善、PMS(月経前症候群)の緩和、月経前にきび(アダルトにきび)の改善、子宮内膜症の予防と治療、骨粗鬆症予防、卵巣がん・子宮体がんの発生リスク低下

避妊効果はピルを飲み始めて何日目から?

低用量ピルの避妊効果は何日目から?

低用量ピルは、月経周期1日目から5日目までに飲み始めると、その周期から避妊効果を発揮します。月経周期5日目を過ぎて内服を開始した場合は、追加の避妊法を用いたり、7日間は性交を避けたりする必要があります。
誤った方法で服用すると望んだ効果が得られないため、必ず医師の指示に従って服用しましょう。

また、28錠タイプのピルは休薬期間と呼ばれる、プラセボ錠(偽薬)を服用する期間がありますが、この間も避妊効果は持続しています。

低用量ピルの正しい飲み方

1日1錠を、毎日決まった時間に服用するのが望ましいです。時間の指定はありませんが、飲み忘れを防ぐために、ご自身の生活リズムに沿った時間帯にお飲みいただくことを推奨しております。

低用量ピルには21錠タイプと28錠タイプがあり、21錠タイプは1シートすべて飲み終わったら、ご自身で7日間、錠剤を服用しない期間(休薬期間)を設けます。再び飲み始めるタイミングを、手帳やカレンダーに記載しておくと、飲み忘れが起こりにくくなります。

28錠タイプのピルは、内7錠がホルモンの成分が入っていない偽薬(プラセボ錠)のため、1シート服用が終わったら、翌日からすぐに次のシートの錠剤を飲み始めます。偽薬(プラセボ錠)は飲み忘れを防ぐために用意されているため、飲み忘れた場合はその日分の1錠を破棄しても問題ありません。

ピルを飲み忘れてしまったら

休薬期間でないにもかかわらずピルを飲み忘れてしまった場合は、以下のような対応を行いましょう。

1錠の服用を忘れた場合
※直前の実薬服用から24時間以上48時間未満経過した場合

気付いた時点ですぐに、飲み忘れた錠剤を服用してください。その後の服用は、予定通り行います。

【緊急避妊について】
妊娠の可能性は低いため緊急避妊は必要ありませんが、以下の場合は検討をしてください。

同じ周期内で、すでに飲み忘れが一度ある、もしくは、最終実薬週に飲み忘れがある場合。

2錠以上服用を忘れた場合
※直前の実薬服用から48時間以上経過した場合

気付いた時点ですぐに、飲み忘れた2錠を服用してください。その後の服用は、予定通り行います。

【緊急避妊について】
第一週の飲み忘れ:第一週、もしくは休薬期間に性交を行った場合は、緊急避妊を検討してください。
第二週の飲み忘れ:直前7錠を連続して正しく服用していた場合は、緊急避妊の必要はありません。
第三週の飲み忘れ:現在服用しているシートの実薬が終わったら、休薬期間を設けずに、次のシートの服用を行ってください。緊急避妊の必要はありません。

低用量ピルの副作用

低用量ピルの副作用には、下記のような症状が挙げられます。

低用量ピルの副作用
  • 不正出血
  • 下腹部痛
  • 吐き気
  • 気分の落ち込み
  • むくみ
  • 乳房の張り・痛み
  • 頭痛
  • 下痢
  • 血栓症等

低用量ピルの服用を始めてから数日間~数カ月は、妊娠の初期症状に似た不正出血、吐き気、気分の落ち込み、むくみ、乳房の張りなどの症状が見られることがあります。これらは、ホルモンバランスが一時的に変化することで発生するためで、ほとんどの方が3か月以内に改善するので、ご安心ください。

当院では、安心して継続的にピルを服用いただけるよう、定期的な診察や検査を行っています。ご不安な点がある場合は、診察時に医師にご相談ください。

ピルによる血栓症リスク

低用量ピルの血栓症リスク

血栓症とは、血の塊が血管内にできて、血の流れを滞らせてしまう病気です。血液がスムーズに流れなくなると、栄養を体内に運ぶことができず、脳梗塞、心筋梗塞、下肢動脈血栓症などを引き起こす危険性があります。

ではなぜ、ピルを服用すると血栓症のリスクが上がると言われているのでしょうか?それは、ピルに配合される卵胞ホルモン(エストロゲン)に、血液を固まりやすくする作用があるためです。

この情報だけでは服用をためらってしまうかもしれませんが、血栓症はピル服用の有無に関わらず、誰にでも起こり得る疾患です。女性は妊娠時・出産直後に血栓症のリスクが高まりますが、その時期と比べると、ピル服用時の血栓症の発生率はとても低い割合となっています。体質や生活習慣、持病などによってリスクは変化するため、不安な方は医師に相談して服用を行うようにしてください。

QandA

ピルのよくあるご質問

Q ピルで生理をずらしたり遅らせたりできますか?

A. 低用量ピルは、21日間の実薬服用後に、7日間の休薬期間を設けることで生理を起こさせています。ですので、早めに休薬期間に入ったり、休薬期間を設けずに次のシートの服用を行うことで、生理をずらすことが可能です。

しかし、ピルを飲み始めてから数カ月は、ホルモン変化のサイクルが身体になじんでおらず、生理でないにもかかわらず、不正出血が生じることがあります。生理の調節が可能になるのは、服用後数カ月経ってからになるため、それまでは継続的にピルの服用を続けましょう。服用しているピルの種類によって調節時の服用方法が異なるため、生理日をずらしたいときは当院までご相談ください。

Q 低用量ピルは中学生・高校生のような未成年でも服用できますか?

A. 低用量ピルは、初経を迎えていれば何歳からでも服用が可能です。ただし、年齢によっては成長への影響(骨端線の早期閉鎖)を考慮する必要があるため、医師の診断を受けて服用を行ってください。

Q ピルを飲み続けると副作用で太るのでしょうか?

A. ピルの服用と体重増加は、直接的に関係はありません。しかし、副作用のむくみによって一時的に太ったように感じたり、体調が整うことで食欲が増進し、体重が増加する可能性があるため「ピルを飲むと太る」という誤解が生まれています。

数カ月服用を続けても改善が見られない場合は、ピルの種類を変えることも可能ですので、自己判断で服用をやめず、まずは医師にご相談ください。

Q ピルを飲んで不正出血が起きたら、服用をやめるべきですか?

A. 不正出血は、ピルの副作用で一番多い症状です。生理のような出血や、おりものに軽く血が混じっている程度など、出血量は個人差があります。継続して服用をすることで改善していくため、不正出血があっても、服用をやめずに飲み続けましょう。

3シート目に入っても大量の出血や激しい腹痛がある場合は、クリニックにご来院ください。

Q ピルを飲むと不妊症になりますか?

A. 低用量ピルを服用することで、不妊症になることはありません。ピルを正しく服用していると排卵が抑制されるため、妊娠することはありませんが、服用を中止すると1か月程度で排卵が戻りますので、身体は妊娠可能な状態になります。もしも低用量ピルの服用を中止したい場合には、当院までご相談ください。

Q 産後で授乳中ですが、低用量ピルは処方してもらえますか?

A. 分娩後に排卵が再開するまで、最短では1か月未満と言われています。次の妊娠をすぐに希望していない場合、授乳中は分娩後6ヶ月以降であれば服用可能です。
授乳をしていない方は産後21日以降(帝王切開術後の方は42日以降)であれば服用可能です。
お気軽にご相談ください。

NEWS

2022/01/05
名古屋市の「子宮頸がん検診推進事業」対象医療機関になりました。
2022/12/01
年末年始は12/30~1/3まで休診です。
ご予約確認は1/4以降に順次ご連絡いたします。
2022/9/26
2022/11/1新規開院いたします。