妊娠しやすい日とは ovulate

一番妊娠しやすい日はいつ?生理後何日?

「妊娠したい」と考えている女性はもちろん、「子供を持つ余裕がない」「絶対避妊したい」と考えている女性にとっても、「妊娠のしやすい日」というのは、とても気になることです。

妊娠は排卵のタイミングととても密接な関係があることはご存じの方も多いでしょう。しかし、一方で「安全日」「危険日」といった俗説も多く、なにが本当なのか、女性でもよくわかないという方も少なくありません。そこで「一番妊娠しやすい日」について、医学的見地から解説いたします。

このページの監修医師

エマ婦人科クリニック名古屋栄:仲川裕子院長の写真(女医)

エマ婦人科クリニック名古屋栄 
仲川裕子院長

2012年富山大学医学部医学科卒業。市民病院の産婦人科医長経験等を経て、エマ婦人科クリニック名古屋栄を開院。日本産科婦人科学会専門医。

目次

一番妊娠しやすい日は生理後何日?

一番妊娠しやすい日はいつ?生理後何日?

一番妊娠しやすいのは、生理直後から7日~14日後(1週~2週)頃、具体的には排卵日の約4日前~1日後の5日間です。特に「排卵日の2日前」はもっとも妊娠しやすい日だといわれています。月経周期は個人差があり、ちょっとした体調の変化でも変動しますが、28日周期の場合、生理が始まって約2週間後に排卵が起こります。

排卵された卵子は、24時間以内に受精しないと死んでしまいます。しかし男性の精子は、女性の生殖器の中にいる場合、3日ほど生き続けます。そのため排卵が始まる数日前から排卵直後までの間に、複数回性交渉すると、妊娠する確率は高まります。

危険日はいつからいつ?

一般的に言われている「危険日=妊娠の可能性が高い日」は、排卵日の約4日前~1日後の5日間です。月経周期が28日周期の方であれば、月経(生理)開始からおおよそ7~14日後が目安になります。

しかし、医学的には危険日・安全日という言葉はなく、避妊をせずに性行為を行った場合、どのタイミングであっても妊娠の可能性があります。絶対に妊娠する日や、絶対に妊娠しない日は存在しないため、危険日とされている期間以外も、妊娠を望まない場合は避妊を行いましょう。

一番妊娠しやすい日の計算方法4選

妊娠しやすい日を計算・予測する方法は、下記のとおりです。

一番妊娠しやすい日は、排卵日の約4日前~1日後頃のため、排卵日がいつ始まるのかを計算できれば、「一番妊娠しやすい日」を予測することが可能となっています。

排卵日を予測する計算式として有名なのが、「オギノ式」です。しかし、オギノ式以外の方法でも排卵日の予測ができるので、合わせて解説します。

1.オギノ式で排卵日を計算する

生理周期 – 14日 = 生理が始まってから排卵が始まるまでの日数

オギノ式とは、妊娠のしやすい日と妊娠のしにくい日を、生理周期と生理予定日から割り出す計算方法です。1942年に産婦人科医の荻野久作氏が提唱した、女性の排卵期と受胎期に関する学説を基にしていることから、オギノ式と呼ばれています。

オギノ式では、「生理開始日から14日後に排卵が起こる」と考えます。そこで、まず生理周期から14日を引いて、出た日数を「生理開始から排卵が始まるまでの期間」とします。

例えば、生理周期が28日の方は、「28日 – 14日 = 14日」となります。この場合、「生理開始から14日後が排卵日」と判断されます。生理周期が32日の方の場合、「32日 – 14日 = 18日」となり、「生理開始から18日後が排卵日」となります。

2.基礎体温の変化を見て排卵日を予測する

排卵日を予測するもっとも基本的な方法は、婦人体温計を使って、基礎体温をきちんと測ることです。排卵は、基礎体温の低温相から高温相に代わるタイミングで起こります。基礎体温が上昇する3日間に排卵が起こることが多いとされています。

つまり、基礎体温をきちんと測っている方なら、いつ排卵のタイミングに入ったのか、いつが妊娠しやすい日なのかを、予測できるのです。

婦人体温計は口の中で検温します。口内は外気の影響を受けづらく、体温が安定しているからです。また起床後に活動してから検温すると体温が上がってしまい、正確な基礎体温を測ることができません。朝に目が覚めたらすぐに検温してください。

基礎体温の測り方

基礎体温の測り方

  • 1.目覚めたらすぐに婦人体温計の感温部を舌の裏側の付け根に当てる。
  • 2.毎朝同じポイントに当てる。
  • 3.舌で婦人体温計を押さえ、口を閉じる。
  • 4.体温計がズレないように手で押さえ検温する。
  • 5.検温中は口を開かず、鼻呼吸する。
  • 6.なるべく同じ時間に計測する。

3.排卵日予測検査薬を使って排卵日を予測する

排卵日予測検査薬とは、簡単に言えば「もっとも妊娠しやすい日の1日前がわかる」検査薬です。尿検査キットを使って、排卵を引き起こす「黄体形成ホルモン(LH)」の濃度上昇を検出して、排卵日を予測します。

黄体形成ホルモンは普段から微量が分泌されていますが、一時的に大量分泌されるタイミングがあります。これを「LHピーク」と呼び、ここから24時間~36時間以内に排卵が起こります。排卵日予測検査薬では、このLHピークを判定することができるのです。

4.おりものの形状から排卵日を予測する

排卵日は、おりものの形状変化から確認できる場合もあります。排卵日が近づくと、女性のおりものは卵の白身のようなゼリー状のおりものが出るようになります。指に取ると10センチ以上糸を引くくらい、とてもとろみのある形状ですが、ベタベタとした感触はあまりありません。

おりものの量は排卵日が近づくにつれ多くなり、排卵日の1~2日前頃に、ピークを迎えます。普段からおりものの形状を気にされている方なら、その変化にも気づきやすいでしょう。

エマ婦人科クリニック名古屋栄の
診療のご予約はこちらから

排卵日は正確に予測できる?

排卵日は正確に予測できる?

女性の排卵日は、オギノ式の計算や基礎体温の変化、排卵日予測検査薬、おりものの形状変化などから、ある程度予測することはできます。

ただ、女性の身体はとてもデリケートです。過労はもちろん、ちょっとした体調の変化や日常生活のストレスでも、生理周期は変動してしまいます。特に働く女性が増えた現在は、慢性的な生理不順にお悩みの方も数多くいらっしゃいます。

自分の生理周期を把握することは、妊娠だけでなく、安定した日常生活を過ごすうえでもとても大切なのです。

生理不順でも妊娠できる?

生理不順の方でも妊娠はできます。ただ、生理周期が安定している方に比べると、妊娠の確率はどうしても下がってしまいます。妊娠のタイミングは、生理周期の中でも数日間しかないからです。

特に、生理不順の方は無排卵になっている可能性があります。卵胞が発育するのに時間がかかってなかなか排卵しない、「多嚢胞性卵巣症候群」(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)の可能性もあります。

無排卵が続く方や多嚢胞性卵巣症候群の方は、自然に妊娠しにくい可能性があり、不妊治療を要する場合もあります。

生理不順は婦人科までご相談を

生理不順を放置していると、妊娠に限らず、女性の健康に大きな影響を及ぼしてしまいます。

生理不順の大きな原因はホルモンバランスの乱れです。女性ホルモンが不足すれば、不妊症はもちろん、肌荒れや頭痛、肩こりといった更年期障害に似た症状が出やすくなってしまいます。さらにはがん、骨粗しょう症、生活習慣病のリスクも高まってしまうのです。また生理不順は、思わぬ病気が引き起こしている可能性も考えられます。「いつものことだから」と放置しないで、婦人科できちんと治療することが、大きな病気の予防にもつながります。

エマ婦人科クリニック名古屋栄では、生理に関するお悩み、低用量ピルの院内処方、ミレーナの装着・摘除など、幅広い婦人科診療を行っております。患者様のプライバシーを守るため原則予約制で、女性のデリケートなお悩みに、女性院長が親身になってお応えいたします。

生理不順でお悩みの方は、ぜひ一度当クリニックまで、お気軽にご相談ください。

QandA

よくあるご質問

Q 安全日であれば妊娠しないって本当ですか?

A. いいえ。避妊せずに男性と性交渉を持てば、女性はいつでも妊娠する可能性があります。一般に、生理周期の黄体期を「安全日」、排卵期を「危険日」と呼んだりしますが、安全日とは「もっとも妊娠しにくい期間」というだけで、「絶対に妊娠しない日」ではありません。

Q オギノ式の計算は信頼できますか?

A. オギノ式の考えは国際的にも広く認められていますが、オギノ式の計算にだけ頼るのは、おすすめできません。特に、避妊方法としてオギノ式を使うことはやめましょう。避妊する際はコンドームやピルを使用してください。

Q 生理不順のため低用量ピルを服用していますが、それでも妊娠はできますか?

A. 妊娠を希望される期間は、低用量ピルの服用を休止してください。服用をやめれば排卵が促されるので、タイミングが合えば数カ月以内の妊娠も可能です。

Q 低用量ピルを飲んでいると不妊症になりますか?

A. いいえ。低用量ピルの内服は不妊症の原因にはなりませんので、ご安心ください。低用量ピルを服用している期間はホルモンバランスを調整し排卵が抑制されますが、服用をやめれば3カ月以内に排卵が開始されます。低用量ピルに服用をやめてからも排卵が始まらない場合は、別の病気の可能性があります。一度、当院までご相談ください。

INFORMATION

2024/02/02
3/14(木)は休診日となります。
2023/10/05
名古屋市の子どものインフルエンザ予防接種費用の助成事業指定医療機関になりました。くわしくはこちらをご覧ください。
2023/01/05
名古屋市の「子宮頸がん検診推進事業」対象医療機関になりました。