中絶手術は痛い?痛み対策について
中絶を検討する際の心配事の一つとして、中絶の痛みが挙げられます。
この記事では、中絶時に痛みを感じるポイントや、痛みの程度、当院での痛み対策について、解説します。
このページの監修医師
エマ婦人科クリニック名古屋栄
仲川裕子院長
2012年富山大学医学部医学科卒業。市民病院の産婦人科医長経験等を経て、エマ婦人科クリニック名古屋栄を開院。日本産科婦人科学会専門医。
目次
中絶手術の痛みとは【漫画で解説】
中絶の痛みの正体は前処置だった…スポンジが痛い!
前処置とは、子宮頸管にダイラパンやラミナリアというスポンジのような素材でできた細い棒を挿入する処置です。このスポンジのような素材が、水分を吸収して徐々に子宮頸管を押し広げます。
子宮頸管を広げる痛みは強く、麻酔をかけて行われる手術そのものよりも、「麻酔をかけない前処置の痛み」が上回るとおっしゃる方も多くいます。
エマ婦人科クリニック名古屋栄では、この前処置を手術前日に行うことや、麻酔のない状態で行うことはありません。手術当日に、麻酔が十分に効いてから、子宮頸管を広げる処置を行います。そのため、前処置の強い痛みを感じることはないので、ご安心ください。
中絶手術の痛みはどの程度?
中絶手術の痛みは、初期の場合、ほとんどの医療機関で静脈麻酔を採用しているため、ほぼ感じないまま終わります。
中期になると陣痛を起こすため、その痛みは通常の出産と変わりません。初期中絶なら、術前の前処置の痛みが我慢できれば、手術当日はほとんど痛みを感じないということです。
- ♦ポイント♦
- ・痛みが強いのは、術前処置のとき
- ・初期中絶は静脈麻酔でほとんど痛みを感じない
- ・術後の痛みは鎮痛剤で治まる程度
無痛中絶のための3つの対策
エマ婦人科クリニック名古屋栄は、無痛中絶手術を目指してさまざまな取り組みを行っています。ここでは、当院が行っている3つの痛み対策について、ご説明します。
1.前処置を手術前日に行わない
無痛中絶手術に対する最初の取り組みは、痛みが強い前処置を手術前日に行わないということです。ご説明した通り、前処置は非常に強い痛みが伴います。また、手術の前日に受診していただかなければならず、患者様に掛かる負担が大きいです。
そこで当院では、この前処置を麻酔が効いている状態で、患者様が眠っている間に行います。
麻酔が効いているため、患者様は痛みを感じずに済むというわけです。前の日にご来院いただく手間もかからないため、ご負担の軽減につながります。
2.静脈麻酔と鎮痛薬を使用
当院の中絶手術は、静脈麻酔を使用して行います。静脈麻酔は、患者様を眠らせることを目的とした麻酔です。
麻酔薬を静脈内に点滴によって投与するのですが、その際、鎮痛剤も同時に作用させます。眠らせる効果を発揮する麻酔薬と痛みに作用する鎮痛剤のダブルの働きで、手術時に痛みを感じさせず、痛みの記憶も残しません。
3.麻酔テープをご用意
患者様の中には、「点滴の針が刺さる痛みも怖い」という方がいらっしゃるかもしれません。
そこで、当院では、点滴の針を刺す前にテープを貼り、針を刺入する際の痛みを緩和する「麻酔テープ」をご用意しております。
「痛みを感じずに点滴をしたい」「針の痛みも怖い」と思っている患者様は、ぜひお気軽にお申し付けください。
※麻酔テープは別途費用を頂戴します。
無痛中絶ならエマ婦人科クリニック名古屋栄
当院では、無痛の中絶手術にこだわっています。
手術が痛くないことはもちろんですが、中絶に際して生じる可能性のある、点滴を打つ際の痛みや、術後の生理痛のような痛みにも配慮しますので、ご心配な方はお申し出ください。
中絶の痛みが不安な方も、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。
INFORMATION
- 2024/11/12
- 11/29(金)・30(土)・12/24(火)は臨時休診となります。
12/8(日)・15日(日)は代診の男性医師の診察となります。 - 2023/01/05
- 名古屋市の「子宮頸がん検診推進事業」対象医療機関になりました。